Pythonのバイト型データは、8ビットのバイト列を表現するために使用されます。バイト型データは、バイト列としてのデータを表現するために使用され、文字列と同様にインデックス指定、スライスなどの操作ができます。
バイト型データの作成
バイト型データは、bytes()
またはb""
で作成できます。bytes()
は、整数、リスト、タプル、または文字列を引数に取り、バイト型データを作成します。b""
は、空のバイト型データを作成します。
# 整数からバイト型データを作成する
byte_data = bytes( [72, 101, 108, 108, 111] )
print( byte_data ) # b'Hello'
# 文字列からバイト型データを作成する
byte_data = b"Hello"
print( byte_data ) # b'Hello'
# 空のバイト型データを作成する
empty_byte_data = b""
print( empty_byte_data ) # b''
バイト型データの操作
バイト型データは、インデックス指定、スライス、メソッドの使用など、文字列と同様に操作できます。
# インデックス指定でバイト型データの要素を取得する
byte_data = b"Hello"
print( byte_data[0] ) # 72
# スライスでバイト型データの一部を取得する
byte_data = b"Hello"
print( byte_data[1:4] ) # b'ell'
# バイト型データの長さを取得する
byte_data = b"Hello"
print( len(byte_data) ) # 5
バイト型データと文字列の相互変換
バイト型データと文字列の相互変換は、encode()
とdecode()
を使用して行うことができます。encode()
は、文字列をバイト型データに変換します。decode()
は、バイト型データを文字列に変換します。
# 文字列をバイト型データに変換する
string_data = "Hello"
byte_data = string_data.encode()
print( byte_data ) # b'Hello'
# バイト型データを文字列に変換する
byte_data = b"Hello"
string_data = byte_data.decode()
print( string_data ) # 'Hello'
バイト型データは、バイナリデータを扱う場合や、ネットワーク通信においてデータをやりとりする場合に有用なデータ型です。
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